あまり、本を読まない私。小説はちょっと苦手。エッセイや啓蒙本はわりと好きでいたけれど、ずいぶん本から遠ざかっていました。ほんの少し、時間が出来てきたので、読んでみたいと思ったものを、手にとるようにしています。
岩田さん 岩田聡はこんなことを話していた。という本です。息子がマリオのゲームにはまって、かつて自分が小学生の頃、オクトパスや、ドンキーコングをやったことを思い出し、任天堂を久しぶりに身近に感じました。
また他のビジネスサイトで、この本を紹介をされてたので、なんとなく気になって読んでみました。
働き手としてみると
社会人生活を続けていて、同じ職場にいると、惰性でやっているような感じになってきます。でも、社内の変化もよくあることで、その変化についていくのが若い頃よりきつくなってきたなと最近実感しています。この本を読んで、岩田さんが精力的に、建設的に、社員を大事に思って、仕事をされていたことを知り、社員さんをうらやましいと思ったり、岩田さんとはポジション全然違うけど、おこがましいけど、同じようにがんばりたいと素直に思いました。視野が狭くなっている自分にも気づけました。
ご褒美を見つけよう
本の中で一番気に入ったところは、ここです。
自分が注ぎ込んだ苦労やエネルギーよりも、ご褒美の方が大きいと感じたら、人はそれをやめない。だけど、返ってきたご褒美に対して、見返りが合わないと感じたときに、人は挫折する。
・・・
つまり、才能というのは、「ご褒美を見つけられる能力」のことなんじゃないだろうかと。「なしとげる」よりも、「なしとげたことに対して快感を感じられること」が才能なんじゃないかと思うんですよね。
岩田さん 岩田聡はこんなことを話していた。 P81 ご褒美を見つけられる能力
全くもって、共感します。苦手なことは、苦ですよね・・・。(でもやらなければならない時もあるけど。)教育にも、仕事にも、趣味にもあてはまります。得意なことみつけて、好きなことがあって、それが強みになり、いい流れが生まれると思います。楽しい時間があると幸せに感じますしね。
ゲームの世界の広がり
小学生の頃に遊んだ任天堂のゲーム、それからずいぶん年月が経ち、今、息子がマリオゲームに夢中になっている。任天堂の詳しいことは今までわからなかったけど、DSや、Wii、他のソフトも作られて、一つの企業として、日本だけでなく、世界で認知されていることは、素晴らしい。そして、ゲームのユーザーを増やすために、日々努力されているということ。たかが遊び、されど遊び。
ビー玉やコマ回しを、どの年代もし続けるわけじゃないので、ゲームというのは息の長いコンテンツなんですね。今はスマホでゲームもできるし、プロゲーマーが活躍する舞台もある。ゲーム業界の進歩はめまぐるしいし、ずっと新しい。
息子のゲームをする時間は気にはなるけど、いい本が読めて良かった。